持続可能な開発目標(SDGs)達成への進捗は依然として不十分かつ不均衡であり、統合的で変革的なアクションの必要性が一層高まっています。目標達成への進捗を加速させ、野心的な「ポスト2030アジェンダ(ポストSDGs)」の構築へつなげるため、サステイナビリティ統合センター(ISC)は3つの重点分野に取り組みます。
1) 分野横断的なシナジーの促進
ISCは、ネイチャー・ポジティブ・ソリューションやコベネフィット(共通便益)、ネクサス(連関)・アプローチの推進を通じて、分野を超えた連携によるシナジー(相乗効果)を強化します。 また、G7/G20、持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)、持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)、国連環境総会(UNEA)といった国際的なプラットフォームにおける議論にも働きかけていきます。主要な成果のひとつとして、アジア太平洋地域におけるシナジーに関する報告書も作成します。
2) 公正な移行の支援
IGESは、若者、高齢者、女性、そして脆弱な立場にある人々などすべてのステークホルダーにとって包摂的かつ公平な移行が実現されるよう、公正な移行への支援を強化します。具体的には、公正な移行の主流化や、持続可能な開発のための教育(ESD)の推進に取り組みます。
3) ボトムアップ・アプローチの推進
ISCは、地域循環共生圏(CES: circulating and ecological sphere)という考え方や水・エネルギー・食料・気候ネクサスなどの、エビデンスに基づく研究、能力構築、知識創出を組み合わせたボトムアップ・アプローチを用い、統合的なアクションを共同設計し、地域化することを目指します。さらに、こうした地域固有のモデルをいかにグローバルなレベルへスケールアップできるかを検討し、持続不可能なシステムからの脱却とアジアの多様な持続可能性の課題に対処していきます。
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Green Future Makers
ワークショップ「私たちが創るサステナブルな未来」
本ワークショップは、「環境問題に関心はあるけれど、学校や職場で学ぶ機会がない」「何か行動を起こしたいけれど、何から始めればいいかわからない」というユース世代(35歳以下)の方を対象としています。 本ワークショップに先立ち、事前ウェビナー(6月3日開催: 「30分で学ぶ環境の重要課題」)で、「気候変動(適応)」「廃棄物管理・循環経済」「生物多様性」 の3分野の基礎をインプット、続く本ワークショップでは、環境課題への意識をさらに深め、明日からできる具体的なアクションプランを形にしていきます。...
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30分で学ぶ環境課題:「世界環境の日」オンラインウェビナー
PDF ダウンロード(2.6MB) 6月5日は「環境の日」。1972年にストックホルムで開催された「国連人間環境会議」の開始日を記念して定められました。日本では、環境庁(当時)の提唱により、6月を「環境月間」とし、環境問題への関心と理解を深めるための様々な取り組みが行われています。 本ウェビナーシリーズは、環境問題に関心はあるものの、普段学習の機会がない方や、より深く知りたい方を主な対象としています。主要な環境課題である「気候変動」「生物多様性」「プラスチック汚染」の3分野について...
持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング第17回会合 兼 第6回SDGs推進円卓会議環境分科会「SDGs達成とポストSDGsに向けた地球環境課題の統合的解決のための好事例と世界への発信」
開催趣旨 2015年9月に採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核をなす「持続可能な開発目標」(SDGs)は、2030年に向けて国際社会が目指す目標としての共通言語となり、世界はSDGs達成に向けた実施段階に入り、多くの取り組みが実践的に進められるようになりました。 SDGsステークホルダーズ・ミーティングは、国際社会及び国内におけるSDGsの実施状況を共有するとともに、環境側面からのSDGsの取り組みを推進するために、民間企業や自治体...
関連プロジェクト
Updated: 2026年5月
気候安全保障に関する特集ページ
気候安全保障に関する特集ページでは、気候安全保障に関連する研究成果と関連情報を発信しています。具体的には、国際動向の調査をはじめとして、エネルギー安全保障、食料安全保障、気候変動を一因とする人の移動、気候変動適応と安全保障、海洋安全保障など、多岐にわたるテーマを掘り下げ、多様な観点から議論していきます。
Updated: 2026年3月
持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF 2024)特集
国連が毎年開催する「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF*)」は、持続可能な開発目標(SDGs)を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030 アジェンダ)」のフォローアップとレビューを目的としています。HLPF2024は、7月8日~17日に「2030アジェンダの強化と複合危機の時代における貧困撲滅:持続可能で強靭かつ革新的な解決策を効果的に実施する(IGES仮訳)(Reinforcing the 2030 Agenda and eradicating...
Updated: 2025年8月
持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)特集
この特集ページでは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」および「持続可能な開発目標(SDGs)」のフォローアップとレビューを目的とした国連による国際会議「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に関するレポートや出版物を紹介しています。
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2023年12月15日
IGESと八戸市、気候変動への対応と持続可能な開発目標の達成に向け協力協定(MOU)を締結
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)と青森県八戸市は、気候変動への対応と持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、「八戸市と公益財団法人地球環境戦略研究機関との連携協力に関する基本協定書」(MOU)(以下、本協定)を取り交わしました。 本協定では、以下のことが定められました。 八戸市は、IGESとその連携機関に対し、気候変動対策が健康をはじめとした人々のウェルビーイングにもたらす有益な効果に関するデータを提供する。 IGESは、どのような政策がそれらの効果を最大化できるのか、分析を行う...
2023年4月10日
「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーを開始
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES:アイジェス)は、2023年4月より、新たなウェビナーシリーズとして「日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーを開始します。
2023年5月23日
国会における女性・若手議員の割合とSDGsの進捗に相関関係 -論文「女性・若手議員と持続可能な開発目標(SDGs)に関するパフォーマンスの関係性(仮)」-
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)の天沼伸恵サステイナビリティ統合センター副ディレクター、エリック・ザスマン同リサーチリーダー、デヴィ・ラングレ沖縄科学技術大学院大学(OIST)進化・細胞・共生の生物学ユニット研究員による学術論文「女性・若手議員と持続可能な開発目標(SDGs)に関するパフォーマンスの関係性(日本語仮題)」*¹で、国会における女性・若手議員の割合とSDGsの進捗に正の相関関係があるとする分析結果が明らかになりました。 SDGsの推進には政策立案が不可欠ですが...